読んでいただきありがとうございます。最近は新作ボードゲームを見てニヤニヤするだけの毎日を送っています粉丸です。今回は日本人なら誰でも遊べるワードゲームの紹介です。
いやお前今回はってお前ボードゲームの紹介記事なんて書くの初めてだろお前お前~!って思うかもしれませんが、無視してください。レッツゴー目次!
その1.ボブジテン
今話題のボブジテン。これを紹介したいがためにこの記事を書き始めました。2018年11月現在で、売り切れ在庫切れの価格高騰4000円です。
ドン引きしないでください!!!元値は2000円ポッキリ。
何がそんなに凄いの?とお思いでしょうが、僕もハッキリとは言えません。何故なら買えてないから。でも絶対面白いので一番初めにご紹介させていただきます。
どんなゲーム?
「カタカナ語の説明にカタカナ語を使っちゃダメ」な言葉当てゲーム。詳しくは省きますが「ボブジテン」というその名の由来もここから来ています。
言葉当てゲームなんて紙とペンありゃ出来るでしょ~。と僕も思ってたんですが、そうはいかないのがこのゲームのスゴいトコ。でなきゃ4000円にはなりません
ボブジテンのココがスゴい!
- プレイヤーに与えられる回答権は”一度だけ”のジレンマ これ、本当に良く考えられてます。あとで書きます。
- しっかりと調整されたゲームバランス・カードデザイン。 説明に助詞が使えなくなる「トニー」が登場することがあるんですが、これもゲームを邪魔しない程度にスパイスになっててとてもよい。
- 収録語数は216語。マジで飽きるまで遊べる。拡張版も実はあります。
- 対応人数3~8人。ボードゲームでこの対応人数は異例です。それこそチームに分かれるなどの工夫をすれば、何人でも遊べます。
- 洗練されたゆるい世界観。ちなみに同点の場合はボブの故郷アメリカに近い方に住んでいるプレイヤーの勝ちです(重要)。
ここからどこら辺が凄いのかアツく語ります。持ってないけど。まずはルール説明。
手番が来たらお題カードを引いてそのお題の説明をします。当たったら説明した人と当てた人に1点ずつ入り、当てた人が次の親になります。お題カードと山札の一番上のカードを取ることで点数をわかりやすくしています。
また、誤って説明にカタカナ語を使った場合はそれを一番早く指摘した人がお題カードの点と次の手番を貰えるシステムになっています。
これで親の手番を回していって山札が一枚以下になるまで当てっこを繰り返して獲得札数が多い人の勝ち。
ちなみに「回答権が一度だけ」というのが、どれだけゲームを面白くするかは勘のいい方ならお気づきでしょう。早く当てようとして間違えると他のプレイヤーのヒントになる訳ですね。しかし全員間違えるとそのお題は捨て札になり同じ親でやり直しなので、うかつに外せません。
もうちょっと情報が欲しい…、というところで親が誤ってカタカナ語を言ってしまったらどうでしょう。急に反射神経勝負になります。
…ということで、めっちゃ面白いのは伝わったでしょうか。だからって4000円はやりすぎですけどね。
その2.ワードバスケット
どんなゲーム?
スピードしりとりです。カードの。反射神経も使う。個人的には大好きです。
「あ」~「よ」が各一枚、「わ」が何故か2枚、特殊カードもろもろが15枚入ってます。
手札を各プレイヤーに5枚ずつ配って、山札を一枚めくって場札にしたらゲーム開始。手札がなくなるまで3文字以上縛りでしりとりをします。条件は簡単で、「場札から始まり手札で終わること」「最後の札は4文字以上で〆ること」「最後の札になったらリーチを宣言すること」。連番可能、有名な固有名詞もアリ、ワイルドカードありのアルティメットしりとりです。
ワードバスケットのココがスゴい!
- 縛りがかかることによる適切なゲームスピード 縛りしりとりの面白さは多くの人に知られていますが、このゲームはそれの究極版と言って差し支えないでしょう。ちなみにこれ以上縛ると言葉が出てこなくなります。
- しりとりだからこそのとっつき易さ 特殊カードは正直一解説要りますが、ルールはかなり直感的で、ボードゲームというジャンルからは一線を画すものがあります。トランプとかUNOの部類だと思ってます。
- ボキャブラリーが確実に鍛えられる 経験者とそうでない人の間で実力差こそ出てしまいますが、知育としてはこれ以上ないくらい他人のワードを吸ってボキャブラリーが増えます。実用的かどうかはさておいて。
- 対応人数3~8人。ボブジテンもそうでしたが、ワード系のゲームは対応人数が広く誰でも遊べるので、ボードゲームに慣れていない人でも皆に混ざって遊べます。
ワードが出てこなければリセットすることもできます。手札を全て捨て、その枚数+1枚引きます。他人のリセットで自分の手札が出せるようになることもあったり。
個人的にオススメなルールは一位決め制より勝ち抜け制。勝った人が不利な人の手札にヒントを出すことで、均衡した試合が楽しめます。
その3.コトバーテル
まーた持ってないボードゲーム薦めてる…。
これまで紹介した二つは割とスタンダードですが、個人的に新スタンダードになりそうだと踏んでいるこのゲームも紹介しておきます。持ってないけど。
なぜならこのゲーム、まだ一般発売されてません。僕の知る限りでは。クラウドファンディングのリターンで少しだけ世に出回ったようです。自分は紙を切って作り、何度か遊んで製品版が欲しくなったところ。
なんでそんなボドゲお薦めするんだと言われれば、三選にするのに心からオススメできるゲームがこれくらいだったのと、買えなくても気合で作れそうだからです。
一般発売にはまだ少し時間がかかりそうなので、気力のある物好きな方は作って遊んでみると、面白さがわかるかと思います。
どんなゲーム?
お題の文字数と場にある仮名文字の雰囲気から、秘密の言葉を当てるゲームです。
例えばですが、「ソトハマテル」から「コトバーテル」を当てる感じのゲーム。
偶数人でチームに分かれてプレイします。
「ア」~「ン」,「ー」のカードが各2枚。特殊札には濁点札と小文字化の札が6枚、半濁点札が3枚、行確定と段確定と確定がそれぞれ6枚ずつ。
各プレイヤーはお題の文字数に沿った秘密のワードを書いて、左隣のプレイヤーに渡します。次にお題の文字数+2枚のカードを(特殊カードを除きつつ)山札から受け取ります。
それらを好きなように同じ文字数になるよう並び替え、お題として受け取った言葉”っぽい”文字列を公開します。余りは自分の余り札置き場に置きます。
手番が来ると他人の余り札と自分の文字ひとつを交換したり、山札からカードを引いたりして文字列をワードに近づけることができます。
対角線上のプレイヤーとチームになり、他のチームより早く両方のワードを当てることができれば勝利となります。
コトバーテルのココがスゴい!
- 手番がリソースとしてしっかりと機能してる このゲームは味方のワードを当てるにも特殊札を付けるにもドローひとつにも味方同士の特殊札の行き来にも手番がリソースとして消費されます。それがしっかりとジレンマとして機能しているのが素晴らしいです。
- 日本語の曖昧さ故の珍妙さ 謎の文字列相手に唸る様は割と滑稽で、答え合わせの時なんかも盛り上がってくれます。
- たまに生まれるパワーワードとファインプレイ 面白いゲームに必要な偶然性がたっぷり詰まってます。これからそれ当てる!?とか「ン」ツモったから絶対これじゃん!!とかそういう楽しさがとても良い。
ゲームとしての穴はちょいちょいある。段確定や行確定札の弊害で濁点や長音符を多くワードに入れると相手が苦しくなったり特定の行がやたら強かったり。
ですが、それを差し引いても盛り上がる間違いないゲームだと思います。
ジャンルに分けたボードゲーム記事はちょいちょい書きたいのがあるので、また気が向いたら更新します。それでは。